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横浜 コットンハリウッド
(横浜 スイートクリスマスカンパニー)住所:神奈川県横浜市港南区日野南3-12-10
TEL:045-832-8788
http://www.cotton-hollywood.com/xmas/
自宅でクリスマスツリーを上手に飾り付けるには? そんなプロのノウハウを、スイートクリスマスカンパニーの高瀬清彦さんにお聞きしました。同店は、例年10月末からクリスマスの時期まで輸入のクリスマスグッズを扱っている期間限定のショップです。
「クリスマスツリーを上手に飾り付けるコツ。それは、うまく立体感を出すことです」という高瀬清彦さんの言葉に、フラちゃんは興味津々で聞き入ります。
例えばイルミネーション(電飾)は、ツリーの前面だけでなく奥までぐるりと回したり、少し前後させたり。すると光に奥行きが生まれ、豪華な印象を与えてくれます。さらにツリーを窓際に置けば、背後のガラス面で反射した光が増幅して立体感が深まります。
効果的に飾り付けるもう1つのポイントは、ツリーの設置場所です。部屋の中央に置けば全方向から見えるので、オーナメントなどの装飾品も四周に飾る必要があります。一方、壁を背景にして置けば、オーナメント類は前面に並べるだけで大丈夫。壁のコーナー部なら、さらに飾る面積は少なくて済みます。持っているオーナメント類を密度濃く飾れるので、同じ点数でもボリューム感は高まります。
「なるほど。持っているオーナメントで豪華に見せるには、ツリーを置く場所も大切なのね」と、うなずくフラちゃんのママ。
オーナメントやグラスボールを飾る際は、その年のテーマを決めておくと、すっきりと印象的なツリーに仕上げられます。例えば、星やサンタといったキャラクター。あるいはテーマカラーを1、2色。写真のツリーはローズピンクやグレイッシュなバラを使い、ちょっぴり大人っぽいシックな雰囲気に仕上げてみました。
飾り付けは、電飾から始めて次に枝もの、グラスボールやオーナメント、最後に造花で仕上げます。こうした手順で作業すると上手に立体感を生み出せます。
なお、ニクロム線の電飾を使う場合は、電気が切れていないか最初に通電チェッカーで調べるのがお約束。せっかくきれいに飾り付けたのに、いざ通電してみたら光がつかなかったなんてガッカリしたくはありません。手戻りしないように、手順よく作業することも大切です。
グッズも上手に使いこなすとお得です。専用のフックがなくても、ゼムクリップを押し広げて使えば、オーナメントを枝にぶら下げることができます。固定して締め付けるタイプや輪を作るタイプの結束バンドもお薦めです。グラスボールのように割れやすいものは、きちんと固定できる結束バンドを使いましょう。
ツリーの大きさや枝ぶりも、仕上がりの印象を大きく左右します。
買う時は、枝や葉の密度が高いツリーを選びましょう。枝が少なく向こうが透けて見えるようなツリーでは、オーナメント類で飾り付けてもどこか豪華さに乏しくなります。その点、ツリーの枝や葉が密集していると、電飾やオーナメントもゴージャスに映えるのです。
背丈も、2mの高さがあって細いタイプより、1.5mでも台形にしっかり枝と葉が密集しているツリーのほうが効果的に見せられます。多少背が低くても、台座に載せれば高さのボリュームを出すことは可能です。
「最初はオーナメントが少なくてもいいから、その分奮発して高めのツリーを買っておくといいですね。毎年少しずつオーナメントを買い足していけば、家族の歴史を重ね合わせるようにツリーも長く楽しめます」と高瀬さん。
フラちゃんの家も、これから毎年少しずつ飾り付けをそろえ、家族と共にクリスマスの思い出を刻んでいくことでしょう。
フラちゃんは、なんだかとても温かい気持ちになりました。