フラちゃんはやっぱり女の子。お部屋におひな様を飾ってもらう季節になると、なんだかワクワクしちゃいます。ママがいつも並べてくれる大きなひな飾りのほか、今年はリビングの一画に小さな新しい仲間が加わりました。木組みの「ウサギ円びな（小）」（8925円）です。

ブナの木の板をくり抜いて作ったおひな様は、ピンと立てた耳とぱちくりした目をもつ可愛らしいウサギのカップルです。女雛はピンク、男雛は薄青の衣をまとい、それぞれ黄色の扇や笏（しゃく）を手にしています。ぼんぼりや徳利もそろい、2つの三宝に載っているのは色も鮮やかなニンジンです。ウサギのおひな様の大好物でした。

製作しているのは「遊プラン」。組み木デザイナーの小黒三郎さんがデザインした手づくりの作品を扱う、木のおもちゃメーカーです。動物や鬼、シーサーなどをテーマにした組み木のおもちゃなどと共に、桜や桃などの花をかたどったおひな様やおむすび形の中に納めるおひな様など、さまざまなひな人形のシリーズを創作してきました。

平安朝の昔、ひな人形は子どもたちの遊び道具だったと言います。眺めるだけでなく、飾って、片づけることが遊びになる。そんな木組みのおひな様は、「祭りの主人公である子どもたちに遊んでほしい」という小黒さんの願いを映し出したものなのです。