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INTERVIEW

外観完成予想CG
外観完成予想CG

OHANA高尾を取材して

年間200物件以上を取材する櫻井幸雄が「OHANA高尾」を現地調査。
建設地と最寄駅を歩き回り、独自の視点から本物件の隠れた長所と短所を掘り起こします。
スケール豊かな自然に囲まれていながら、多彩な利便性をもつ高尾を生活の舞台とするマンションの魅力に迫る。

Housing Critics 住宅評論家

櫻井 幸雄

住宅評論家。全国の住宅事情に精通し、現場取材に裏打ちされた正確な市況分析、わかりやすい解説で定評のある、住宅評論の第一人者。毎日新聞で連載コラムを持ち、Yahoo!ニュース「個人」でも住宅コラムを連載中。テレビ出演も多い。「買って得する都心の1LDK」など著書多数。代表作は、「不動産の法則:誰も言わなかった買い方、売り方の極意」(ダイヤモンド社)

01

OHANAが一貫して目指すこと

野村不動産が「OHANA(オハナ)」のマンションをつくろうと考えたのは「多くの人にとって購入しやすく、幸せになってもらえるマンションを提供したい」との思いを込めてのスタートだった。

当時、私はOHANAの開発姿勢を高く評価した。というのも、その頃、首都圏では新築分譲マンションの価格が上がっていたからだ。今ほどではないが、価格の上昇が続き、「ミニバブル」が起きているともされた。

価格上昇が起きているとき、なるべく抑えた価格で質の高いマンションをつくろうとしているのだから、ぜひ頑張ってほしいと考えたわけだ。その第1号が登場したのは2011年秋だった。その年の3月に東日本大震災が起き、多くの人はマンションを買う気になれなかった時期である。

不動産経済研究所のサイトでは、2010年からの首都圏新築マンション価格が公表されている。そこから、2010年から2014年まで、年間の首都圏新築マンション平均価格、そして参考までに2023年の平均価格を並べてみると、2011年は首都圏の新築マンション平均価格が下がっていたことがよく分かる。

年ごとの首都圏新築分譲マンション平均価格

新築マンション価格が下がっていた2011年にOHANAは船出し、価格を抑えたマンションが多い中、首都圏の郊外エリアで発売されたOHANAはいずれも短期間に完売した。それは、「価格が抑えられている」という以外の魅力が大きかったからだろう。

以後、OHANAは東京市部や神奈川県、埼玉県、千葉県の郊外エリアで堅実に実績を重ねてきた。
OHANAは、ハワイ語で「家族」「家族の絆(きずな)」を意味する。東日本大震災が起きた後、日本中で「絆」の大切さが再認識されたが、OHANAはそれ以前から「家族の絆」を大事にするマンションづくりを始め、その姿勢が多くの人に支持されたわけだ。

OHANAは価格を抑え、多くの人に購入しやすいマンションを目指している。しかし、それだけではなく、家族にとって真に住み心地のよい住まいをつくろうとしているし、新しい工夫を取り入れる努力も惜しまない。マンションづくりに対するストイックな姿勢は、じつは2024年の今も、いや今だからこそ価値を増していると私は考えている。

オハナ 淵野辺ガーデニア(既分譲)

オハナ 八王子オークコート(既分譲)

02

今、ファミリーが求めているマンションとは

新築マンション価格が上昇し始めた2013年以降、マンションは「将来、高く売れること」や「高く貸せること」を重視すべきという意見が力を持つようになった。資産性重視の考え方だ。

結果として、都心の超高層タワーマンションが人気を高める傾向が生まれてしまった。便利で機能性を追求している一方、高額になりやすい物件である。しかし、すべての人が「将来、値上がりすること」を第一に考えてマンションを選んでいるわけではない。また、高額の都心マンションを買えるわけでもない。

マンションを買おうとする人、特に子育てするファミリ−世帯が求めているのは、値上がりよりも、「家族が、心地よく暮らせるマンションをできるだけ楽なローン返済で購入する」ことではないか。そのことを改めて考えると、OHANAが目指す方向が、今の時代にこそ必要ではないか、と思えてくる。

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まず、新築マンション価格が上昇している中、「価格を抑える」という特徴は、もうそれだけで注目に値する。
それでいて、OHANAは「ゆとりある広さ」を実現する…今、首都圏の新築マンションでは60㎡台の3LDKに出会うことが多くなった。加えて、3LDKではなく、2LDKや1LDKを中心にする新築マンションも増加。東京23区内はもちろん、郊外エリアでも、その傾向が強まっている。

そのなか、OHANAは70㎡台の3LDK中心の供給に加え、より広い80㎡台の4LDKを用意した物件も少なくない。それは、家族の絆を大切にするために必要な部屋数と面積であるとの信念があるからだろう。マンションの顔となるエントランスを高品位につくり、設備仕様のランクを落とすどころか、IoTを活用した床暖房やお湯はりの遠隔操作や、環境への配慮を考慮し、消費者には税制等の優遇を受けられるメリットを有した認定低炭素住宅を供給するなど、むしろ上げている。これも、建設費が上昇している今は、実現しにくい要素となっている。

OHANAが目指しているのは「家族の幸せや、家族、隣人との絆を大事にするマンション」。その理念はぶれることがなく、「OHANA高尾」でもしっかり息づいている。では具体的にどこが特徴となるのか。私が注目する「OHANA高尾」の特性を解説したい。

03

「OHANA高尾」、その立地の絶妙さ

OHANAは抑えた価格を実現するため、立地は駅近にこだわらず、実質的に住みやすい場所を探す。
「OHANA高尾」の場合、最寄り駅はJR中央線と京王電鉄京王高尾線の「高尾」駅で、両駅からともに徒歩12分となる。他に、京王電鉄京王高尾線「狭間」駅からは徒歩8分だ。
近年、高尾山の人気が高まり、「高尾」駅の知名度が上がっている。それはよいのだが、一方で「高尾」駅を高尾山登山の拠点駅と考えると「住む場所として考えにくい」との意見も出てきそうだ。確かに、JR「高尾」駅の北口には観光地のムードを感じる人もいるだろう。しかし、「OHANA高尾」に近い南口は商業施設や飲食店、銀行、郵便局などが集まり、郊外の生活拠点駅であることを感じさせる。その「高尾」駅南口から坂のないフラットアプローチであるため、歩きやすいし、自転車も快適だ。

現地周辺イラスト

JR中央線は「新宿」駅、「東京」駅と直結し、東京中心部への通勤が便利な路線として人気が高い。そのため、沿線には「中野」駅、「吉祥寺」駅、「国分寺」駅、「立川」駅、「八王子」駅など、多くの人が住んでみたいと憧れる駅が並ぶ。その分、新築分譲マンション価格が高額になる場所が多いのも事実だ。

その中、「高尾」駅は「八王子」駅から2駅目、6分となり、「OHANA高尾」は第1期販売で5000万円台(100万円単位)最多の予定価格を実現。購入しやすいマンションとなっている。「高尾」駅から「新宿」駅、「東京」駅までの所要時間は「八王子」駅より6分長い。半面、「高尾」駅だからこそ生まれるメリットもある。

Tokyo

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Shinjuku

それは、「高尾」駅ならば始発電車で座って通勤、通学が可能になる点だ。朝7時から9時までの通勤時間帯、「高尾」駅で利用できる上りの始発電車は25本もある。加えて、夜の帰宅時、JR中央線の「高尾」駅止まりを利用すれば、まず寝過ごす心配はない。京王電鉄京王高尾線も利用できることで、多方面へのアクセスがよくなる。都心に向かう交通手段が複数あれば、1つの路線に障害が生じたときも安心だ。
「絶妙な立地条件」といえる要素が複数備わっているわけだ。「絶妙」といえば、八王子市内で最大級のショッピングセンター「イーアス高尾」※1 が徒歩3分と近く、「イトーヨーカドー八王子店」が徒歩9分など、買い物便利な場所に位置していることにも注目すべきだろう。

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JR中央線「高尾」駅の7〜9時台の時刻表<平日/八王子・新宿方面(上り)>

八王子市内で最大級のショッピングセンター「イーアス高尾」※1

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郊外マンションで重要な「買い物の便利さ」

郊外での暮らしには、都会暮らしにはない長所がいくつもある。自然が身近であったり、空気がきれい、夜が静かなど…。
一方で、買い物施設や飲食店の数は、都会のほうが多いので、生活利便性は都会より劣るのが普通だ。
そこで、郊外での暮らしを始めるときは、「日々の買い物は不便ではないか」をしっかりチェックしておきたい。食料品や日用品を買う場所が遠いとか、最寄りの施設の品ぞろえがわるいといった不満があると、日々のストレスが溜まってしまう。その点、「OHANA高尾」は買い物便利で、暮らしやすい立地のマンションとなる。
もうひとつ、静かな暮らしを乱す騒音懸念が少ないことも利点として挙げたい。電車の線路や交通量の多い道路から一歩離れた場所に位置しており、周辺には戸建住宅街が広がっているからだ。いろいろな意味で、「OHANA高尾」は、絶妙な位置取りのマンションと評価されるのである。

計画地周辺イメージイラスト

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05

建物に凝らされた工夫はあまりに多く…

「OHANA高尾」には、建物にも注目すべき工夫が多い。
たとえば、外壁にはタイル張り部分が多く、バルコニーの手すりにはガラスを多用。エントランスには複数のタイルを張り分け、自然石も配置される。経年変化が少ない素材を多用しており、年月の経過とともに風格が増す外観になっている。これは、住んでいる間、長く満足感が続くことを意味しているし、中古で売りやすい、という長所ももたらしてくれるからだ。
マンションに限らず、どんな商品も価格を抑えれば、見栄えは落ちることになりがち。それは、がまんしなければならないこととされる時代もあった。これに対し、OHANAは新しいマンションのつくり方を示した。
それは、郊外で価格を抑えても、外観が立派なマンションをつくる、というものだった。
それに加え、「OHANA高尾」は建物の機能性も高め、省エネルギー性能の高さで「低炭素住宅」の認定も受けている。毎月の光熱費が抑えられるだけでなく、住宅ローンの金利引下げや住宅ローン減税の優遇も受けることができる特徴となっている(税制優遇は、入居時期が定められている)。

エントランス完成予想CG

「低炭素建築物」認定マンションは、
税制優遇や金利引き下げ措置を受けることが
できます。

住宅ローン控除の概要

※1.2023年までに建築確認を受けた新築住宅は2,000万円※2.「その他の住宅」は2024年以降の入居の場合10年

※住宅ローン減税制度の適用には要件があります。詳細は税理士や税務署等にご確認ください。

OHANAは共用部も充実させ、キッズルームやパーティルームを積極的に設置。「OHANA高尾」では、用途の広い「マルチラウンジ」に進化している。駐車場に「平置き」を多くしているのも、OHANAが当初から採用している工夫のひとつだ。機械式駐車場を少なくすることで、管理費用や修繕費用を抑えるためで、「OHANA高尾」では、全127戸に対し、77台の平置駐車場が用意されている。さらに、駐車場エリアに洗車スペースも設けるといった、うれしい工夫もある。

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各住戸内の工夫はいちいち挙げだしたらキリがないほど。たとえば、OHANA誕生当時、私が驚いた工夫のひとつが、玄関の奥行が深くなっていることだった。これなら、赤ちゃんが寝てしまったときも、ベビーカーのまま玄関に入ることができると説明されて、大いに感心した…つまり、当時は珍しいつくりだったのだ。広い玄関スペースは、子どもが大きくなった後も、三輪車や野球道具、釣り道具、ゴルフバッグを置く場所などとして幅広く活用できる。長所が多いため、今は多くのマンションで当たり前になっている工夫である。
ウォークインクローゼットや物入といった大型収納を必ず設けていること、専用庭付きやルーフバルコニー付き住戸が多く、通常のバルコニーも奥行が1.9mと深いことなど、「OHANA高尾」でも採用される工夫は数多い。さらに、住戸内のトラブル、不具合にも24時間365日電話対応で対応してくれる「リビングQコール」を採用し、毎月支払う修繕積立金は「30年間定額制」。つまり、30年変えないと定められていることなど、OHANAが先駆けて採用してきた工夫は「OHANA高尾」にもしっかり受け継がれている。
OHANAは「幸せづくり」や「家族、隣人との絆」を大事にするマンションなのだが、一方で、革新的であり、積極性に富んだマンションでもある。「高尾」駅南口に設けられたマンションギャラリーを訪れれば、工夫の多さにきっと驚くことになるはずだ。

オハナの均等積立方式
一般的な段階増額積立方式

概念図:国土交通省「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」令和3年9月改訂版(参照)

【均等積立方式とは】

長期修繕計画で想定される定期的な修繕工事の資材やその数量等を試算の上、今後見込まれる工事費用を算出。これにより30年間の長期修繕計画に対応する推定総額を算出し、その総額を同期間の月数で割り戻して毎月の積立月額を計算する方法を「均等積立方式」と言います。定期的に積立額を増額していく前提の「段階積立方式」とは異なり、原則として均等の積立額を保っていくことを目指すのが「均等積立方式」で、将来の支出が把握しやすくなるというメリットがあります。但し、試算時点の時価に応じて計算した工事費用のため、その後の建物・設備の劣化状況や材料費・工事費等の物価変動等により、30年以内であっても積立に不足が生じ、計画外の修繕積立金増額又は一時金が発生する場合もございます。

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